症例紹介
Blog シンプルで安全な奥歯インプラント治療
Contents

— デジタル技術 × ソケットプリザベーションの症例紹介 —
今回は、右下の奥歯(右下6番)の根の先に病変があり、腫れを繰り返していた患者さんの症例をご紹介します。
「インプラント治療を検討したい」とのことで当院を受診されました。
当院では、
①安全性 ②長期的目線 ③できるだけシンプルな治療プロセス
を大切にしています。
今回の症例は、当院の治療コンセプトを体現した経過となっております。
▶︎ 診断と治療計画

検査の結果、右下6番は保存が難しく、抜歯が必要な状態でした。
しかし、周囲の骨が大きく溶けていると、インプラント治療が難しくなることがあります。
そこで当院では、
🦴「ソケットプリザベーション」(抜歯窩の骨を守る処置)
という方法を選択しました。
抜歯と同時に骨補填材を入れ、
骨や歯ぐきの高さが大きく失われないように保護する治療です。
これにより、後のインプラント治療が大きく有利になります。

▶︎ 3ヶ月後:骨の回復がとても良好

術後3ヶ月のCTでは、非常に良好な骨の再生が確認できました。
通常、骨が不足すると「骨造成(GBR)」が必要になりますが、今回は
ソケットプリザベーションのおかげで追加の外科処置は不要。
そのままシンプルにインプラント埋入が可能となりました。
▶︎ デジタル技術による安全なインプラント手術

当院では、インプラント治療はすべて
🖥 デジタルシミュレーション + サージカルガイド
を使用しています。
• CTデータと口腔内スキャンを合成
• インプラントの最適ポジションを事前にミリ単位で設計
• 設計通りに正確に埋入できるガイドを作製
これにより手術の安全性が高まり、
神経損傷などのリスクを最小限に抑えた“予測性の高い治療”が可能となります。
今回もガイドを用いることで、短時間で正確な埋入が実現しました。

▶︎ 補綴(かぶせ物)もフルデジタルで精密に

インプラントの上に装着するかぶせ物(セラミッククラウン)も
すべてデジタルで作製。
• 型取りは光学スキャナーで快適
• 高精度な設計により噛み合わせも自然
• 歯ぐきとのフィットも良好
仕上がりも非常に自然で、噛む機能も問題なく回復しています。


▶︎ まとめ:奥歯のインプラントは“シンプルに、安全に”
今回の治療のポイントはこの3つ。
① 抜歯即時のソケットプリザベーションで骨を守る
→ 将来のインプラントが簡単&安全に
② デジタルガイドを用いた正確なインプラント手術
→ 神経や周囲組織へのリスクが低い
③ 補綴もデジタルで、自然な噛み心地に
→ 精密で長持ちしやすい
★ 当院のインプラント治療について
当院では、
“不要な外科処置を増やさず、シンプルで安全な治療”
を大切にしています。
• 骨が足りるように事前に守る
• 手術はデジタルで安全に
• 仕上げは精密に
奥歯のインプラント相談は、いつでもご相談ください。
治療費用
約 550,000円(税抜)
内訳
・前歯インプラント治療 450,000円
・ガイドサージェリー(安全に埋入するための専用ガイド) 60,000円
・ソケットプリザベーション(抜歯部に人工骨を入れて土台を守る処置) 40,000円
※歯ぐきを厚くする処置(軟組織移植など)が必要な場合は、別途費用がかかります。
リスク・注意点
・治療後に腫れ・痛み・出血などが出ることがあります。
・個人差により、インプラントやセラミックが欠けたり緩む可能性があります。
・定期的なメンテナンスを怠ると、長期安定が難しくなります。
監修者情報
玉岡丈二 ジョージ歯科口腔外科 院長
歯科医師。医学博士。日本口腔インプラント学会専門医。日本口腔外科学会認定医。
「医学と歯学を繋ぐ」と「インプラント」を専門とし、兵庫医科大学にて医学博士号を取得。兵庫医科大学歯科口腔外科学講座助教を経て、専門医として口腔領域の多岐にわたる手術を担当。2023年ジョージ歯科口腔外科を開院し、「まっすぐに」向き合う医療を志す。
著書・論文に『「人生100年時代」 のインプラント治療の考えかた』『口腔インプラント医が知っておくべき骨吸収抑制薬の知識(日口腔インプラント誌2019)』等。

