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インプラント治療はむし歯治療のように1日で完結する治療ではなく、入念な検査とそれに基づく診断および治療計画が非常に重要です。
当院ではインプラント治療のエキスパートであるインプラント専門医が、最初から最後まで、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、強い責任感を持ってインプラント治療を担当することをお約束します。

インプラントは
生体の反応を利用した治療

インプラントは生体の反応を利用した治療

インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に、人工歯根(インプラント)を埋め、その上から人工歯をかぶせる治療法です。
インプラントの歴史は50年以上にもなり、治療も確立されているため私たちにとって身近なものとなりました。医療技術の進歩は著しいものがあり、私たちにとって非常に有用です。
一方で、万年変わらない人体の本質を思考することも決して忘れてはいけないでしょう。

骨は一見”硬い固体”ですが、“常に新陳代謝(リモデリング)が行われること”で形を保っており、まさに「生きている」と表現ができます。このリモデリングのメカニズムがチタン製のインプラント周辺に発生し、新しくできた骨が生体親和性の良いインプラントの表面の細かい部分に入り込んでいき、インプラントが骨と接合した状態となります。

このようにインプラント治療は「生体の反応を利用した治療」です。ですから、たとえば骨折が治癒する期間に患者様の年齢や全身的な背景によって個人差があるのと同様に、もちろんインプラントが安定する速度にも個人差があります。
当院では、患者様各々の口腔状態および全身的な背景はもちろん、患者様の人生において長期的視点に立ったインプラント治療を提供致します。

インプラント治療を「家を建てること」に例えると

インプラント治療を「家を建てること」に例えると

インプラント治療を患者様に説明する際に、わかりやすいように「家を建てること」に例えることがあります。
「家を建てること」を簡単に3つのパートで表現すると、「土地」に、「柱」を支えとして、「家」が建つ、ことがイメージできると思います。
インプラント治療を「家を建てること」に例えると、「顎の骨と歯ぐき=土地」に、「インプラント=柱」を埋め、そこに「人工歯=家」をかぶせる治療であると表現できます。

この中でも、「土地」がしっかりしていることは非常に重要です。
どれだけ豪華な「柱」と「家」を建てようと、「土地」が安定していなければ十分な耐震構造とは言えないと思います。
インプラント治療も同じことが言えます。たとえば、咬む力は非常に強く、噛みしめの力はご自身の体重と同等の力があり、男性で約60kg、女性で約40kgもあります。また、現代人は1回の食事で約600回程度咬むと言われており、単純計算で1年に6万回、10年に60万回も咬むことになります。これだけの長期的な咬む力に備える(耐震)には、十分な「顎の骨と歯ぐき=土地」が必要であることがご理解頂けるのではないでしょうか。

もちろんここでも忘れてはいけないことは、インプラント治療が、アスファルトにネジを植え込む行為ではなく、人体である顎の骨の内部にインプラントを埋め込む、生体の反応を利用した治療であるという基本原則です。

インプラントを守る骨と歯ぐき

インプラント治療の適応の可否は、顎の骨の状態に左右されます。骨の幅や厚み、骨密度などが不足していると、人工歯根を安全な形で埋入できないからです。
また、術後の長期的な安定性のためには、健康な歯ぐきの幅と厚みが必要になります.
各種治療オプションの優劣および術後の安定性などを考慮し、必要な場合は骨や歯ぐきを作る手術を併用し、インプラントおよび口腔全体の長期的な健康維持を目指します。

骨の造成治療

骨がやせてしまっている状態に適応します。

骨がやせてしまっている状態に適応します。

歯を抜いたあと一定期間経過している場合や歯根が膿んでいる場合などで、顎の骨の吸収が進行していることがあります。
その際は、安全なインプラント治療を行うために「骨の厚みや幅を増やすための治療法:骨造成術」が必要となります。

ソケットプリザベーション

抜歯をする際に骨の吸収を最小限にするための手術

GBR法

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前歯インプラント治療⑸(骨がないとき)前歯インプラント治療⑸
(骨がないとき)
2022年12月15日

骨の厚みや高さが足りない場合に骨を再生する手術

ブロック骨移植

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骨の造成術⑵:骨の厚みを増やす(ブロック骨移植)骨の造成術⑵:骨の厚みを増やす(ブロック骨移植)2023年02月02日

骨の厚みや高さが足りない場合にご自身の骨を移植する手術

サイナスリフト/
ソケットリフト

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骨の造成術⑴:骨の厚みを増やす(サイナスリフト)骨の造成術⑴:骨の厚みを増やす(サイナスリフト)2023年02月01日

上あごの骨を増やすための手術

抜歯即時埋入術

抜歯即時埋入法とは、抜歯の処置とインプラントの埋入を行う治療法です。
従来のインプラント治療は、抜歯が必要なケースだと抜歯後に歯ぐきと骨が治癒するまで約2~3カ月ほど経過観察を行ってから、インプラントの埋入を行うため、数か月間は歯がない状態で過ごしていただく必要がありました。
抜歯即時埋入法では、抜歯と同じタイミングでインプラントを埋入するため、手術回数や患者様の負担も少なく、治療期間の短縮も図ることができます。

治療期間 約6ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回 

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染、インプラント周囲炎(継続的なメインテナンスが不十分な場合等)

歯ぐきの形成治療

歯ぐきがやせてしまっている状態に適応します。

歯ぐきの形成治療

歯を失うことになる場合、固く動かない角化歯肉の幅が消失していたり、歯ぐきの厚みが薄くなっていることがあります.歯ぐきがやせていると、歯ブラシがしづらく、歯周病が進行しやすくなり、歯肉退縮もしやすい状況になり、インプラントが長持ちしないリスクがあります。
その際は、上の顎の内側にある硬い歯ぐきなどを移植し「歯ぐきの厚みや幅を増やすための治療法:歯周組織形成術」が必要となります。

歯肉弁移動術

健康な歯ぐきを移動させる手術

遊離歯肉移植術

健康な歯ぐきを上の顎から移植する手術

結合組織移植術

健康な歯ぐきを上の顎から移植する手術

その他のインプラント関連治療

インプラントポンテック
(連結部のダミーの歯)

天然歯やインプラントで支えられていない、連結部のダミーの歯をインプラントポンテックと呼びます。
失った歯が3本以上連続している場合、両端にインプラントを埋め込み、連結部分をダミーの歯で繋いだインプラントブリッジでの治療も可能です。

治療期間 約6ヶ月
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】個人差により稀に欠けたり壊れる可能性があります

仮歯

歯の治療を行っている間に一時的に装着する、レジンという歯科用プラスチックでできた人工的な歯です。

治療期間 約6ヶ月
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】個人差により稀に欠けたり壊れる可能性があります

インプラントオーバーデンチャー
(上部構造)

入れ歯の固定にインプラントを使用する治療法です。
インプラントで入れ歯を支えて固定することで安定性が高く、噛む力も強くなります。

治療期間 約6ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】インプラント周囲炎(継続的なメインテナンスが不十分な場合等)、個人差によりごく稀に欠けたり壊れる可能性があります