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TEL 079-283-8880

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    歯周病の外科治療

天然歯に勝る治療はありません。
院長はインプラント専門医ですが『できるだけインプラントをしないインプラント専門医でありたい』と考えています。なぜなら,天然歯に勝る治療はありえないからです。
当院は、インプラント・口腔外科のプロフェッショナルとして,患者様ご自身の天然歯を守る歯周病治療にも徹底してこだわります。

歯周病は「骨」の病気

歯周病は、歯を支えている骨が溶けていってしまう「骨の病気」です。
進行すれば,いずれ歯が抜けてしまう大変やっかいな病気で、成人の約8割が罹患していると言われています。
それだけ蔓延している病気であるにもかかわらず、痛みなどの自覚症状がないために十分な処置をしないまま歯を失ってしまう方が数多くいます。

歯周病の原因は歯周病菌などの悪玉細菌です。
磨き残しによって歯にヌメヌメとまとわりつく歯垢(プラーク)は細菌の塊で,歯周病菌などが豊富に存在しています。
歯垢の1mg中には約1億個以上の細菌が存在していると言われています。
この歯垢が長い間歯についていると石灰化して歯石と呼ばれる硬い物質になります。
歯石になると硬くこびり付き歯ブラシでは取れない汚れとなってしまい,
歯石の周囲にはさらに歯垢がつきやすい環境となります。
そして,さらに歯石が増大し,どんどんと悪循環に陥ってしまうのです。
歯垢も歯石も歯周病の原因になります。

歯周病治療で大切なのは「患者様ご自身も主治医」という意識

歯周病の治療・予防の目的は,「歯垢をなくす」ことで歯周病菌を除去することです。
歯周病は痛みがないまま静かに進行していきます。骨が溶けて歯がグラつくようになったり,痛みなどの自覚症状がでてきた頃には、外科治療を行わなければならないほど重度になっていることが多いです。
歯周病を予防するためには歯科医院での定期的なケアに加えて、患者様ご自身も主治医であるという自覚を持って毎日のセルフケアに取り組むことが重要です。

歯周病に対しまず大切なことは正確に検査し、病態を把握することです。検査結果をもとに、患者様のご要望をふまえたうえで治療計画を立案し、歯科医師と歯科衛生士が同じゴールを共有して実際の治療に入ります。
歯周病で長くお悩みの方など,ぜひ一度相談にいらしてください。

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歯周病について.よく頂くご質問Q&A歯周病について.よく頂くご質問Q&A2023年02月16日

重度の歯周病でも対応できます

歯周病は進行して重度になってしまうと歯が抜け落ちてしまうこともあります。重度にまで進行してしまった歯周病は簡単には治療できず、高度な外科治療を受けなければなりません。

当院の院長は外科治療を得意としており、重度にまで進行してしまった歯周病をはじめ難症例の歯周病の外科治療にも対応しています。
歯周病菌によって溶かされてしまった顎の骨の再生治療も可能ですので、歯がグラついてしまっている方でもぜひご相談ください。

歯肉剥離掻爬術(FOP)・歯肉弁移動術(APF)

歯肉剥離掻爬術(FOP)・歯肉弁移動術(APF)

歯周病の進行によって歯周ポケット内の汚れや感染した組織を取りきれない場合は、歯ぐきを外科的に切開して取り除く歯周病の外科手術を行います。
基本的な歯周病治療は、歯周ポケットの中に器具を入れる盲目での処置になり限界があります。
歯周外科手術は、外科的に目視下での徹底的な処置をおこないますので、隅々まで確認しながら取り除くことができます。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

遊離歯肉移植術(FGG)

遊離歯肉移植術(FGG)

遊離歯肉移植術は、健康な歯ぐきを上の顎から移植する手術です。
歯周病の進行によって歯ぐきがやせてしまうと,歯ブラシが当てづらいなど様々な問題が生じます。遊離歯肉移植術移植は,強い歯ぐきを獲得することで、歯磨きがしやすくなる,結果として歯のもちが良くなる,歯ぐきのやせの予防や進行停止に効果的,などの利点が挙げられます
インプラント治療にも適用される治療法です。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

結合組織移植術(CTG)

結合組織移植術は,健康な歯ぐきを上の顎から移植する手術です。
歯周病の進行によって歯ぐきがやせてしまうと、歯が露出した部分がしみたり、虫歯にかかるリスクが高まったりする問題が生じます。そこで、露出してしまった歯根などに患者様自身の歯ぐきの組織を採取して移植することで,やせた歯ぐきを強い歯ぐきに回復させることができます。
インプラント治療にも適用される治療法です。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

歯周組織再生療法(エムドゲイン)

歯周組織再生療法(エムドゲイン)

歯周病の進行によって歯周組織や顎の骨がダメージを受けてしまうと、放置していても元どおりには戻りません。エムドゲインとは、「エムドゲイインゲル」という素材を使用して歯周組織を再生させる治療です。
患部を切開して歯周病に汚染された部分を徹底的に清掃し、エムドゲインゲルを塗布することで溶けてしまった骨の回復を促します。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

歯周組織再生誘導法(GTR)

進行した歯周病によって骨が溶かされてしまうと、骨が溶けた部分に歯肉組織が入り込むため骨は元どおりには回復しません。GTRでは、「メンブレン」という特殊な膜で患部を覆うことで、歯周組織の正常な回復を促します。
歯周病によって破壊された部分をメンブレンで覆うと、再生した歯肉組織が骨のあった部分に入り込むことを防ぐことができます。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

根面被覆術(こんめんひふくじゅつ)

「根面被覆術」とは、歯周病の進行によって歯ぐきがやせ、歯根面が露出してしまった場合に行う治療です。
健康な歯ぐきを上の顎から移植することで,歯ぐきの状態を元に戻します。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

ヘミセクション(歯根分割抜去法)

ヘミセクションとは、奥歯のように歯根が複数ある歯で問題のある歯根だけを除去して歯を保存するための治療法です。
歯根の一部を除去するため、除去したあとも歯を残せることや歯根がしっかりと分かれていることなど、クリアしなければならない条件がいくつかあります。
歯根を除去する前に、まず根管治療を行って歯の神経を除去しておく必要があります。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

歯根端切除術

根管治療を行ったものの、汚染された組織が残ってしまった場合に歯根の先端を外科的に切除し歯を保存するための治療法です。
感染した根の先端を除去することで、抜歯せずに治療が可能です。

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

エクストルージョン

天然歯や現在の被せ物(クラウン)が歯の頭から折れて歯根だけが歯ぐきの中に残っている場合、抜歯だといわれることもあります。
エクストリュージョンとは、そのような場合に、歯ぐきに埋まってしまっている歯に対して装置を付けて引っ張り出すことで、被せものなど人口の歯を装着する土台とする治療法です。

治療期間 約6ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

意図的再植術

根管治療では治らなかった場合など、そのままでは治療が困難な歯を一度抜歯して、口腔外で必要な治療を行ってから元の場所に戻す治療法です。

治療期間 約3ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

自家歯牙移植術

自家歯牙移植術とは、歯を失った部分の顎の骨に、使用されていない別の自分の歯を移植し、有効活用できる方法です。

治療期間 約3ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

歯冠長延長術

歯冠長延長術とは、歯ぐきを切除することで歯冠をより大きく見えるようにする手術です。
歯に歯ぐきが覆いかぶさってしまっている場合など、本来歯が見えるべき範囲の歯を露出させることができます。

治療期間 約3ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

上唇粘膜切除術

上唇粘膜切除術とは、上唇の内側の粘膜を切除・縫合して短くすることで、笑った時や話すときに見える歯ぐきの幅を調整する手術です。

治療期間 約3ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染

インプラント周囲デブライトメント術

一般的なクリーニングでは取りきれない歯ぐきの中にこびりつく歯石や汚れに対して、歯肉を切開し除去していく治療法です。

治療期間 約3ヶ月
手術時間 約60分
治療回数 3回

【主なリスク・副作用】局所麻酔薬アレルギー、出血、疼痛、腫脹、創部感染、インプラント周囲炎(継続的なメインテナンスが不十分な場合等)