症例紹介
Blog 後期高齢者でもインプラントは可能です。低侵襲で安全に治療した症例

「もう歳だからインプラントはできないですよね?」
このようなご相談をいただくことがあります。
確かに年齢を重ねると持病や服用薬が増えるため、若い方と同じように治療を進めることはできません。
しかし、年齢だけを理由にインプラントを諦める必要はありません。
大切なのは、全身状態を正しく評価し、安全に治療を行うことです。
今回は、76歳の患者様に低侵襲でインプラント治療を行った症例をご紹介します。
ご来院時の状態

患者様は76歳男性。
右下の奥歯(6・7番)が欠損しており、入れ歯を使用されていました。
しかし、
- 入れ歯がガタつく
- 食事のたびに痛い
- しっかり噛めない
というお悩みがあり、インプラント治療をご希望されて当院を受診されました。
また、心疾患の既往があり、抗血小板薬を服用されていました。
安全に治療するために
まず、かかりつけ医へ情報提供を行い、医科歯科連携のもと全身状態を確認しました。
その上で、
- 血液をサラサラにする薬への対応
- 手術時間を短くすること
- 出血や侵襲を最小限に抑えること
を十分に考慮し、安全性を最優先に治療計画を立てました。
低侵襲なインプラント治療

事前にCTで骨の状態を詳細に確認した結果、大きな骨造成を行う必要はありませんでした。
そのため、必要最小限の切開・剥離でインプラントを埋入し、身体への負担をできるだけ少なくした低侵襲な手術を行いました。
術後の経過も良好で、治癒後に上部構造を装着し、しっかり噛める状態を回復することができました。


高齢だからできない、ではありません
近年では健康寿命が延び、80代でも元気に生活されている方が多くいらっしゃいます。
「高齢だからインプラントは無理」と一律に判断するのではなく、
- 全身状態
- 持病
- お薬
- 骨の状態
を総合的に評価することが重要です。
当院では必要に応じて主治医と連携しながら、安全性に十分配慮したインプラント治療を行っています。
このような方はご相談ください
- 入れ歯が痛くて噛めない
- 入れ歯が合わず困っている
- 高齢だからインプラントを断られた
- 持病や服用薬があり不安
年齢だけで治療を諦める必要はありません。
まずは現在のお口と全身の状態を詳しく診査し、患者様にとって最適な治療方法をご提案いたします。
リスク・注意点
- 術後の腫れ、痛み、内出血
- 感染
- 骨造成量が不足する可能性
- インプラントと骨が結合しない可能性
- 神経麻痺
- 将来的なインプラント周囲炎
費用(税込)
インプラント治療(上部構造を含む):495,000円×2本
ガイドサージェリー:66,000円
合計:1056,000円
※症例によって必要となる処置は異なるため、費用は変動する場合があります。
監修者情報
玉岡丈二 ジョージ歯科口腔外科 院長
歯科医師。医学博士。日本口腔インプラント学会専門医。日本口腔外科学会認定医。
「医学と歯学を繋ぐ」と「インプラント」を専門とし、兵庫医科大学にて医学博士号を取得。兵庫医科大学歯科口腔外科学講座助教を経て、専門医として口腔領域の多岐にわたる手術を担当。2023年ジョージ歯科口腔外科を開院し、「まっすぐに」向き合う医療を志す。
著書・論文に『「人生100年時代」 のインプラント治療の考えかた』『口腔インプラント医が知っておくべき骨吸収抑制薬の知識(日口腔インプラント誌2019)』等。

